『自分を不幸にしない13の習慣』は、小川忠洋の本です。
ダイレクト出版から出されています。
|
この本は、ドクターモルツのサイコサイバネティクスを、小川忠洋が自分の解釈でコンパクトにまとめた本です。
サイコサイバネティクスというのは、言ってみれば自分を幸せにする科学的な方法ですが、それが何なのかは後で述べます。
知らなくても読める本ですので。
逆にサイコサイバネティクスを知ってる方には、復習や新たな気づきとして読めるでしょう。
分かりやすくコンパクトにまとまっている分、こっちの方が分かりやすいという人もいるかもしれませんね。
私自身は、サイコサイバネティクス・ベーシックという教材を先に買って実践した後にこの本を読みました。
なので復習といった感じですが、こっちの方が分かりやすいかなあという気もします。
以前は自分に自信が持てないでいましたが、サイコサイバネティクスで自信を持って行動ができるようになりました。
この本は心にやさしい本です。
普通自己啓発というと、厳しいことが言われていることが多いですよね。
努力とか、我慢とか、勇気とか、自己責任とか。
しかしそんなことで幸せに近づけるでしょうか。
他人にやさしくなれますか?
他人にやさしくなるには、まず自分にやさしくないといけません。
これは自分を甘やかせと言ってるわけではないのです。
間違った思い込みを正して欲しいだけなのです。
人は、自分はこんな人間だという思い込みがあります。
これを専門用語でセルフイメージと呼びます。
しかし、そのセルフイメージは必ずしも正しいわけでは無いのです。
本当は明るい人なのに自分は暗い人だと思っている、
本当はできる人なのに、自分ではできないやつだと思っている。
そういう間違った思い込みを抱いて生きている人は、本当に多いのです。
これは非常に残念なことです。
本来の自分の力を発揮できないのですから。
自分で自分の心を傷つけているのですから。
そこでこの本では、間違った自分の思い込みを変えて
正しい、と言うか自分がなりたい思いに変えて行く具体的で実行しやすい方法が書かれています。
そうです。仮にあなたが本当に暗い人だとしても、明るい人になれるのです。
自信がない人でも自分に自信を持てるようになるのです。
この本の教えはまとめると以下のようなことです。
・自分に対する間違った思い込みをなくし、自分がなりたい思い込みに変える。
・脳に間違った目標を刻みつけるのをやめて、正しい目標に向かうようにする。
この本は考え方だけの本ではありません。
考え方を変えるのは重要ですが、普通そんな簡単に考え方って変わりませんよね。
そこでこの本はどういう訓練をすればセルフイメージを変えられるか、どういう事をすれば間違った目標を書き換えて正しい目標に向かえるか、具体的なやり方が書いてあります。
その訓練というのは難しいどころか簡単すぎるので、人によっては「馬鹿にしている」「こんな簡単なことで人生変わるわけない」と怒りだしてしまうかもしれません。
でも人生というか、人の脳は元々簡単なことの日々の積み重ねて成り立っているのです。
難しいかどうかではなく、日々の積み重ねが大事なのです。
この本は読んだだけでは「いい話だったなあ」と思うだけで人生変わりません。
エクササイズがあるので必ずやってみてください。
エクササイスの数は少ないですし、どれも難しくありません。
脳を変えるには行動しかないのです。
筋肉トレーニングと同じです。
『自分を不幸にしない13の習慣』は他の自己啓発本ど比べると価格も安く、ページ数も少ないので読みやすいです。
でも中身は濃いのでぜひ何回も読み返してみてください。
本の中にも説明は出てきますが、ここで軽く説明しておくと、自分を幸せな方向に誘導する科学的な方法です。
サイコは精神、サイバネティクスというのは港に向かって船を操縦する人(ギリシャ語)という意味です。
主に2つから成り立っています。
自分で自分をどんな人だと思っているかが最も重要である。(セルフイメージ)
人間の脳は、目標を自動的に追いかける(サーボメカニズム)
実は脳というのは目標を設定したらそこに自動的に向かうという性質があります。
しかし多くの人は、無意識に間違った目標を脳に刻み込んでいるのです。
無意識に、というのが怖いところですね。
目標を立ててがんばっているのに全然うまくいかないという人は、自分の思いとは裏腹に脳に間違った目標を入れているのかもしれません。
もし脳に「失敗するように」「貧乏になるように」といったゴールを設定していたらどうなるでしょうか?
そんな人いるわけないと思いますか?
でもうまくいかない人は、無意識にそういった間違った目標を脳に刻み込んでいるのです。
自分の思いとは違って、無意識にですよ。
サイコサイバネティクスは、間違った目標を改め、脳に正しい目標を刻み込む。この訓練をします。
自分で自分をどう思っているか。これをセルフイメージと呼びますが、これも間違って使っている人は多いものです。
過去の体験、多くは小さい頃の体験、周りの大人達に言われたこと。
これらが原因となって、自分はこんな人間なんだ、という思い込みができてきます。
その思い込みが自分を幸せに導けばいいのですが、自分を不幸にしている。自分が成功することへの壁になっているのであれば、書き換えなければいけません。
サイコサイバネティクスはその間違った思い込み、セルフイメージを書き換える訓練をします。
サイコサイバネティクスは潜在意識を扱うために、極めればもっとすごいことができるようですが、ここではこの程度の説明にとどめておきます。
ダイレクト出版は自己啓発やビジネス教育などのセミナー、本、教材を販売している会社です。
自分たちが教えている通りのことを自分たちでも実践してビジネスを拡大しています。
小川忠洋さんは、ダイレクト出版の代表取締役で、まあ設立者でもありますね。
小川忠洋さんは昔、ダン・ケネディというビジネスを教えている偉い人のセミナーに行っていました。
そのダン・ケネディの話に何度も出てきたのがサイコサイバネティクスだったそうです。
ダン・ケネディはどちらかというと、俗っぽいというか、現実的なスタンスの人です。
高邁な精神を全然持っていないわけではありませんが、どちらかというと理想論は嫌う人です。
とにかくお金儲け。
悪事はしませんが、合理的なやり方、現実的なやり方でビジネスをやります。
そういう人がですよ、役にも立たない理想論にはまり込むはずがありません。
ダン・ケネディはビジネスを成功させるために、心の持ちよう、考え方を重視しています。
そこで出てくるものの1つがサイコサイバネティクスなのです。
小川忠洋さんは最初サイコサイバネティクスについてまったく知りませんでした。
日本では全然知られていませんし。
でもダン・ケネディが言ってるのだからとにかくどんなものか触れてみようと思ったそうです。
そして実際にサイコサイバネティクスを学習・実践し、大きく人生が変わったそうです。
実際にダイレクト出版という会社で成功しているのだから説得力ありますよね。
世の中に自己啓発はたくさんありますが、いい話だった、人生前向きになったとか言っていても、実際の生活や収入はさほど変わっていない人は多いのです。
もちろんサイコサイバネティクスもそれ単独では人生変わらないでしょう。
成功するには仕事の技術や知識、時間の使い方、人との付き合い方など色んな要素が必要ですからね。
でもそれらを使いこなすためにも、心の持ちようが重要なのです。
そもそも自分に自信がなければそんなことを学ぼうとも思わないですよね。
小川忠洋さんはサイコサイバネティクスで自信と人生に成功する方法を学び、身につけました。
そしてダン・ケネディが教えるビジネスのやり方でダイレクト出版という会社を大きくできたのです。
ところでダイレクト出版は信用できる会社なのでしょうか。
『自分を不幸にしない13の習慣』はダイレクト出版から出ています。
前は本屋でも普通に売っていたのですが、今はダイレクト出版でしか買えません。
ダイレクト出版はビジネスのやり方を教える会社で、自身も同じやり方でビジネスをやっています。
なので、うさんくさい会社だと思っている人もいるようです。
売り込みとかありますからね。
自分でビジネスをやっている人はそこまで変に思わないでしょうが、サラリーマンや主婦や学生にはなかなか理解されにくいでしょうね。
でも私はダイレクト出版の商品を買い続けて結構たちますが、未だにファンです。
売り込みがうますぎて、今の自分には必要のない商品を買ってしまうこともありますが、大抵は返金保証があるのでなんとかなります。
昔は会社が急激に大きくなったこともあってトラブルもあったようですが、今はそんな話は聞きません。
返金もちゃんと応じてくれます。
問い合わせもきちんと答えてくれます。
ひょっとしたら売り込みのメールが来るかもしれませんので、心配な方はいつもと違うメールアドレスで購入してもいいでしょう。
それにメールの解除はいつでもできます。
この本はメルマガをまとめて本にしたものだそうです。
メルマガってあのメルマガですよ。メールです。
読んで見た限りではメルマガとはまったく思えませんね。
メルマガは、やり方によっては再利用できるということです。
これは本ですが、音声コンテンツにしたり、動画にしたりもできるでしょう。
1回書いたメルマガが、何回も再利用できるなんてうまいやり方だと思いませんか。
本自体の利益は微々たるものです。
何百万部も売れれば金にはなるでしょうが、数万部でベストセラー扱いなビジネス書では本自体の儲けはおまけみたいなものでしょう。
でも本を出せば色んなお客にアプローチできます。
自分や自分の会社のことを知ってもらうきっかけになります。
広告は嫌う人は多いでしょうが、本は自分が読みたくて買う物です。
素晴らしい集客方法だと思いませんか。
実は私がダイレクト出版を知ったきっかけも、本屋でみつけたある本なのです。